2020年1月20日:ネピドー

アウンサンスーチー国家顧問「月光琳公園」で桜の植樹式

■桜の苗木を寄贈。日本とミャンマーの友好親善を促進

月光林植樹式握手

ミャンマーとの親善のため桜の苗木を寄贈して4年。
アウンサンスーチー国家顧問は、顧問の母、ドーキンチーさんを記念して建てられた「月光林公園」で植樹式を行いました。式典には、ティンチョー前大統領も駆けつけ和やかに行なわれました。


月光林植樹式2

月光林植樹式3

■「月光林公園」は、母への思いと民主化運動
アウンサンスーチー国家顧問の母、ドーキンチーさんは、ミャンマーの独立後、インド大使に任命され、アウンサンスーチー氏を伴ってインドに移住、そこで、アウンサンスーチー氏は、インド独立の父マハトマ・ガンディーに強く影響を受け、彼女の非暴力の思想が生まれたとされています。また、1988年にミャンマーに民主化運動が起きたその年の初めに、母の危篤を知ったアウンサンスーチー氏は、家族と共に住んでいたイギリスから単身帰国、その後の民主化運動を先導するキッカケにもなったとされています。公園は、そんな母ドーキンチーさんを記念して建てられました。

月光林植樹式4

月光林植樹式5

アウンサンスーチー国家顧問は、「桜の花が開花し、ミャンマー国民の憩いの場になると共に、ミャンマーの平和の象徴として、桜の花が全国に広がって欲しい。日本の方々の貢献に感謝したい」と挨拶しました。また社団メンバーが国家顧問を囲み、高久理事長やミャンマー観光親善大使のこおり健太さんとの談笑や食事を楽しみました。


ミャンマー連邦議会議事堂内で「平和桜植樹祭」

■上院議会議長・下院議会議長が植樹式を開催

議事堂1

「月光林公園」の植樹式の後、ミャンマー連邦議会議事堂内でも植樹式が行なわれました。この式典は、「平和桜植樹祭」として、連邦議会の上院下院の両議長が中心に行なわれ、ホテル観光大臣の他、ミャンマーの閣僚や連邦議員、社団関係者などが招待され行なわれました。平和の象徴である日本の桜が、連邦議会の中で花咲かせ、ミャンマーの民族間の融和を促進し、ミャンマーの経済が平和を保ちながら発展するよう誓われました。



議事堂2

議事堂3

マインウィンケインタン上院議会議長とティークンミャット下院議会議長は、社団との歓談に際し、今後のミャンマーの経済発展について、日本の支援協力を求めました。社団側もこれまで培ってきた信頼を損なうことなく、前向きに対応することを約束しました。


第4回桜祭りミャンマー開催

2020年1月18日19日:カヤ州ロイコー

少数民族との融和を誓う

桜祭り1

そして、第4回桜祭りミャンマーが、日本ミャンマー友好議員連盟の逢沢一郎会長、渡辺博道前復興大臣が招待され、1月18日、19日に、カヤ州の首都、ロイコーで開催されました。会場では、主催者であるオウンマウンホテル観光大臣が、両議員を向かえ、前夜祭が行なわれました。多民族国家であるミャンマーの民族融和と平和を願い、祈りを込めた蝋燭を燈し、夜空に大きな気球を打上げました。



桜祭り2

桜祭り3

カヤ州は、沢山の少数民族が集まる場所として、有名なところです。カヤ州のエルバウンショウ首相は、積極的に招待客の中に溶け込みカヤ州に住む少数民族や地域の現状を話し、日本人の理解を求めました。
植樹式の当日(19日)ホテル観光省のバックアップの元、カヤ州の観光案内所の設立式が行なわれました。

桜祭り4

カヤ州は、ミャンマーで一番小さな州であり、山岳地帯に10以上の少数民族が暮らす地域として、今後の観光促進に力を入れるとのことです。今後は、民主化が進み、より多くの観光客が入れるように勤めていくと言うことでした。自然豊かで多数の少数民族の地域として、今後の発展が期待されます。



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第4回「桜祭りミャンマー」で両国の友好親善を促進

桜祭り6

そして、1月19日、 第4回桜祭りミャンマーの植樹式が行なわれました。今年も桜の苗木400本が、寄贈されました。ミャンマー全土に桜の花が咲き、民族間の和平と民主化が進み、経済の発展が求められます。




桜祭り7

桜祭り8

桜祭り10

■ミャンマー政府を支えて、今後の躍進に期待
100本の苗木の寄贈から始まった「桜祭りミャンマー」は、日本とミャンマー両国の親善を深めてきましたが、大きな信頼関係も構築されています。連邦政府との親交と共に少数民族への信頼も深まってきているようです。ホテル観光省は、日本との友好親善と共に観光ポイントになるとして、来年の第5回の植樹式も開催することになりました。 ミャンマー政府のホテル観光省と共に支えてきたミャンマー観光業連盟のヤンウィン会長は、観光銀行の頭取としても活躍しています。今後も日本の協力を求めてミャンマーのために活躍することを約束しました。